今日からは温州市の麻雀の話をする
浙江省南端に位置する温州市は山々と海に囲まれ
陸の孤島とされ商業の地として発展し独特の方言で有名
まずは規則全般から
○清麻雀<花牌が無い>
○台麻と同様に5面子1雀頭で牌尺と言うラックも用いる
○県部など市の外れでは
符計算やサイド計算など想定寧波にあった複雑さがあるが
ここでは市街の簡素なルールで話を進める
○積み棒はあるが流局では増えない
●流局でも槓が無かったら積み棒が増えずに連荘
○牌山は積まずに2列を平坦に並べ内側を上自摸、外側を下自摸にする
※自動卓の場合は従来通り積んだ状態で続ける
○開門は2度振りで2度目に振った人の山の右端を1として
親が出した目の数だけ時計回りに数えた所の内側の牌を表にして
その牌の現物が宝牌<財神と称する>となる
●それと関連して白は宝牌を示してる牌になる
○孤立してる字牌は数牌よりも先に捨てなければならず
さらに捨てられた字牌と同じ孤立した牌があれば
他の字牌よりも先に捨てなければならない
○捨牌は中国の他のルールとほぼ同様にバラバラで副露した牌も横にしない
○碰をスルーしたら同順内で同じ牌の碰を認めない場合がある
○宝牌絡みの副露は不可<白を除く>
○宝牌は捨てられない<手牌が宝牌だけの場合は除く>
○混悠<宝牌の単騎>は自摸専
○多家和は頭跳ねだが双翻に分類される和了はそちらが優先される
●双翻同士の多家和はやはり頭跳ね
○王牌は16枚<宝牌の表示牌が王牌に無い場合は表示牌の直前が海底>
後編は役と点数計算の話をする